海外FX・国内FXの両方に対応した税金計算シミュレーションツールです。
主に会社員(サラリーマン)やアルバイト・パートタイムで働く方向けに、FXの利益や経費・会社員の給与額を入力することで納税額の目安を知ることができるツールです。
なお、海外FXに適用される税金の仕組みについては、海外FXの税金まとめを参考にしてみてください。
注意事項
海外FX・国内FX対応の税金計算シミュレーションツールは、日本の国税庁が公表する最新のデータや税制をもとに作成しております。ただし、正確な税金額についてはお住まいの地域によっても異なるため、あくまで目安額として参考程度に留めてください。
仮想通貨の税金について
仮想通貨をメインで取引している方は、仮想通貨・暗号資産の税金計算シミュレーションツールの利用をおすすめします。
海外FX・国内FXの税金計算シミュレーションツールを使う前に


海外FX・国内FXの税金計算シュミレーションツールを使う前に、知っておくべきことや準備するべきものについて解説します。
なお、この税金計算ツールは主に会社員(サラリーマン)やアルバイト・パートタイムで働く方を対象としています。専業トレーダーの方など、会社に属していない方の場合は税金の計算結果が異なりますのでご注意ください。
シミュレーション結果はあくまで目安
海外FX・国内FXの税金計算シミュレーションツールでは、令和4年分(2022年度)の計算方法を適用した概算数値が結果として表示されます。
海外FX・国内FXの利益にかかる税金はお住まいの市区町村によっても異なるため、あくまで目安として参考程度にご覧ください。
正確な税額については、お近くの税務署や税理士にお問い合わせすることをおすすめします。
なお、海外FXと国内FXの税金の仕組みの比較や確定申告のやり方については、海外FXの税金まとめで紹介しているので参考にしてみてください。
シミュレーションのために準備するべきもの
- 会社から受け取った源泉徴収票
- 海外FXもしくは国内FXの損益額
- 海外FXもしくは国内FXでの取引のためにかかった経費の集計表
海外FX・国内FXの税金計算シミュレーションツールを使う前に、上記の3点をご準備いただくとより計算の正確性が高まります。
海外FXと国内FXを併用している場合は、それぞれの収益額と経費額をご用意ください。
海外FX・国内FXの税金計算シミュレーションツールの使い方


海外FX・国内FXの税金計算シミュレーションツールの使い方を解説します。
順番に見ていきましょう!
海外FX・国内FXの利益を入力する
税金計算シミュレーションツールは、海外FXもしく国内FXのみで取引している方もちろんのこと、海外FXと国内FXを併用しているトレーダーの方も利用可能です。


まずは、海外FXもしくは国内FXの利益と経費をそれぞれ入力しましょう。
海外FXしか使っていない(もしくは国内FXしか使っていない)場合は、国内FX(もしくは海外FX)の数値は入力する必要がありません。
会社員の収入や扶養家族の情報を入力する


続いて、会社員(サラリーマン)が給与として受け取っている収入の金額を入力します。また、年齢や配偶者の有無には必要に応じてチェックを入れます。
もしお子様や70歳以上の扶養家族がいる場合はそれぞれ人数を入力しましょう。
さいごに、医療費の総額やその他の控除があれば金額を入力します。
シミュレーション結果を確認する


税金計算のシミュレーション結果を確認しましょう。
このツールでは、3つのシミュレーション結果をタブ形式で表示しています。Case1では多くの人が利用できる「生命保険料」と「個人年金」を控除した結果が表示されています。
さらにCase2・Case3では「地震保険料」や「ふるさと納税額」を控除した結果を表示しており、それぞれ各ケースをタップもしくはクリックすることで詳細を確認することができます。
「納税額の目安」に税金の目安額が表示されているので、こちらを参考にしてみてくださいね!
海外FX・国内FXの税金を計算してみた【100万・1000万・1億】


実際にツールを使い、海外FXと国内FXの税金の目安額を計算してみた例を紹介します。
今回は、例として年収400万円の独身の会社員(サラリーマン)が、それぞれ100万円・1,000万円・1億円の利益(すべて経費なし)を海外FXと国内FXで稼いだときの税金の目安額を計算してみます。
もし扶養家族の有無や経費などの前提条件を変更したい場合は、情報入力にご自身に合った数値を入力・選択してご確認ください。
海外FX・国内FXで100万円の利益がでたときの税金
税金 | 海外FX | 国内FX |
---|---|---|
所得税 | 164,400円 | 234,000円 |
住民税 | 271,000円 | 221,000円 |
合計 | 435,400円 | 455,000円 |
年収400万円の独身会社員(サラリーマン)が海外FXで100万円稼いだときの税金の目安額は、合計で435,400円(所得税164,400円・住民税271,000円)となります。
年収400万円の独身会社員(サラリーマン)が国内FXで100万円稼いだときの税金の目安額は、合計で455,000円(所得税234,000円・住民税221,000円)となります。
年間の利益額が100万円ほどであれば、税金は国内FXよりも海外FXの方が安くなります。
海外FX・国内FXで1000万円の利益がでたときの税金
税金 | 海外FX | 国内FX |
---|---|---|
所得税 | 2,335,400円 | 1,612,400円 |
住民税 | 1,171,000 円 | 671,000円 |
合計 | 3,506,400円 | 2,283,400円 |
年収400万円の独身会社員(サラリーマン)が海外FXで1,000万円稼いだときの税金の目安額は、合計で3,506,400円(所得税2,335,400円・住民税1,171,000 円)となります。
年収400万円の独身会社員(サラリーマン)が国内FXで1,000万円稼いだときの税金の目安額は、合計で2,283,400円(所得税1,612,400円・住民税671,000円)となります。
年間の利益額が1,000万円を超えてくると、累進課税制度が適用される海外FXの税金の方が国内FXよりも大幅に高くなります。
海外FX・国内FXで1億円の利益がでたときの税金
税金 | 海外FX | 国内FX |
---|---|---|
所得税 | 41,776,900円 | 15,395,900円 |
住民税 | 10,171,000円 | 5,171,000円 |
合計 | 51,947,900円 | 20,566,900円 |
年収400万円の独身会社員(サラリーマン)が海外FXで1億円稼いだときの税金の目安額は、合計で51,947,900円(所得税41,776,900円・住民税10,171,000円)となります。
年収400万円の独身会社員(サラリーマン)が国内FXで1億円稼いだときの税金の目安額は、合計で20,566,900円(所得税15,395,900円・住民税5,171,000円)となります。
海外FXの場合、累進課税制度によって利益額の50%以上の税金を納める必要があります。対して国内FXは一律20%の分離課税が適用されるため、納税額は2,000万円ほどとなります。
コメント
コメント一覧 (3件)
海外FXの取引利益3000万円でシュミレーションすると所得税が33%で計算されているようです。税率の区分が正しく分けられていないようですが、正しくは40%になるのではないでしょうか? シュミレーション結果が正しいのであればすごく嬉しいですのですが。。。
コメントいただき誠にありがとうございます。
仮に「海外FXの取引利益」に3,000万円を入力して、その他の項目に何も入力しない場合、
税額の結果はCase1で「12,104,700円」で税率40%が適用されているかと存じます。
なお、税額・税率は所得から経費や控除を引いた金額に対して適用されますので、
中村様がどの項目を入力して、いくら控除されているかによっても適用される税率は異なります。
そのため、33%の税率が適用されることもあるかと存じます。
どうぞ宜しくお願いいたします。
返信ありがとうございます。確かに3000万円で12,104,700円(40%)と表示されます。これは所得税と住民税を合わせた金額になります。税率としては所得税が40%+住民税10%となり総額では50%の納税となると思っていました。所得税、住民税の合計が40%というのが正しい納税額が正しいのですか?