XMTrading(エックスエム)で両建てをすると、大きな損失や強制ロスカットを回避できる可能性があります。
しかし、両建てのルールを知らないと二度とXMを利用することができなくなったり、利益を出金できなくなってしまいます。
本記事では、失敗しないXMの両建てのやり方をわかりやすく解説していきます!
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両建てとは?
両建てとは、1つの通貨ペアの「売りポジション」と「買いポジション」を同時に持つことです。
実際に上の写真は、XMTradingの口座で両建てをしている状態です。
- ドル円の0.01ロットの売りポジション
- ドル円の0.01ロットの買いポジション
上記の2つのポジションを同時に保有しています。同じ通貨を同じロットで持っているので、レートがどれだけ動いても損益は810円の利益で固定されます。
これが「両建て」です!
XMの両建てルール
海外FX業者によっては、両建てトレードを禁止しているところがあります。なぜなら、両建てを悪用されてしまうと絶対に稼げる「必勝法」になってしまうからです。
一方で、XMTrading(エックスエム)はいくつかルールを設定しているものの、両建てトレードを認めています。
両建てに関するXMの見解を、順番に見ていきましょう!
同一口座内・同一通貨ペアの両建てのみ可能
XMでは、同一口座内・同一通貨ペアの両建てのみ認められています。
例えばXMのスタンダード口座を開設したとします。
- 1ロットでドル円を買いエントリー。
- 同じ口座を使い、1ロットでドル円を売りエントリー。
上記のように、同じ口座内で同じ通貨ペアを両建てすることが可能です。ロット数は同じでなくても問題ありません。
XMの公式ホームページでも両建てを認めている
XMは、公式ホームページでも以下のように両建てを認めています。
両建て取引を認めていますか?
はい、認めています。1つの取引口座でポジションを両建ていただけます。両建ては、同じ銘柄で「買い」と「売り」両方のポジションを同時に開いた場合に成立します。FX、ゴールドおよびシルバーを両建てをする際、両建てポジションの必要証拠金はゼロであるため、証拠金維持率が100%未満でもポジションを建てることができます。
XMTrading公式サイト「よくある質問」より引用
XMで両建てすることは問題ありません。ただし、詳しくは後述しますが同一口座内・同一通貨ペア以外の両建ては禁止です。
XMにばれてしまうと、利益分の出金拒否や口座凍結の対象となるので注意が必要ですよ!
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XMで両建てするメリット
XMTrading(エックスエム)で両建てをするメリットは、次の5つです。
それぞれ順番に見ていきましょう!
両建てすると証拠金が0になる
まず1つ目のメリットは「両建てすると証拠金が0になる」ことです。
買いと売りを同じロット数でエントリーした両建ての場合、それぞれのポジションを保有するための証拠金は0(ゼロ)になります。他の海外FX業者では、片方もしくは両方のポジションの証拠金が必要なることがありますが、XMは証拠金が不要です。
証拠金0とは、ポジションを持っていない状態と同じです。その分証拠金には余裕ができるので、新たにポジションを保有することも可能ですよ!
なお、証拠金が0になるのはあくまで「同じロット数で両建てした場合のみ」です。売り・買いのどちらかのポジションを追加でエントリーすると、その分の証拠金が必要となるので注意しましょう。
強制ロスカットを回避できる
続いて、2つ目のメリットは「強制ロスカットを回避できる」ことです。
XMは、ロスカット水準が20%に設定されています。つまり、含み損が拡大して証拠金維持率が20%を切ると強制決済になってしまいます。
例えば上の写真のようなとき、証拠金維持率は38%です。さらにレートが下がれば、強制ロスカットは避けられません。
そこで、同ロットの売りポジションを持ったとしましょう。
すると証拠金は0になり、損失額も固定されます。よって、これ以上レートが下がっても強制ロスカットが執行されることはなくなります!
特にハイレバでトレードする方にとっては、一時的にロスカットを防ぐ手段として有効ですよ。
損益を固定することで次のトレンドを見極められる
続いて、3つ目のメリットは「損益を固定することで次のトレンドを見極められる」ことです。
同ロットで両建てするとその時点で損益は固定されます。レートが上がっても下がっても、それぞれのポジションの利益と損失同じ額だけ動くからです。
一旦は決済したのと同じ状況になるため、次のトレンドを見極めるための時間ができます。
- 現在のトレンドが継続するなら、利益が出ている方のポジションを持ち続ける。
- トレンドが反転するなら一度両建てを解消して、再度ポジションを持ち直す。
両建てによって損益を固定することで、一度落ち着いて今後のトレード戦略を練ることができますよ!
両建てでもXMポイント(XMP)が貯まる
続いて、4つ目のメリットは「両建てでもXMポイント(XMP)が貯まる」ことです。
XMポイント(XMP)とは、XMで口座開設したトレーダーが全員参加する「XMロイヤルティプログラム」で貯まるポイントのことです。
このXMポイントは、両建てすれば買いと売りの両方のポジション分貯まります。
ただし、XMポイントの獲得だけを狙って意図的に両建てをくりかえす行為は規約違反となるので注意しましょう。
なお、XMのロイヤルティプログラムやXMポイントについては、XMポイント(XMP)の貯め方と使い方で詳しく解説しています。XMポイントの貯め方や使い方など、具体的に知りたい方は参考にしてみてください!
長期トレードと短期トレードを同時にできる
さいごに、5つ目のメリットは「長期トレードと短期トレードを同時にできる」ことです。
例えば、スイングトレードでドル円の買いポジションを持っているとします。
このとき、XMでは同一口座内・同一通貨ペアの両建てが認められているため、スキャルピングでドル円の売りポジションを持つことも可能です。
XMTradingなら、相場の状況にあわせて異なるトレード手法で利益を狙うことも可能ですよ!
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XMの両建てのやり方と注文方法
XMTrading(エックスエム)の両建てトレードのやり方と実際の注文方法を解説します。
それぞれ見ていきましょう!
【パソコン編】両建てのやり方と注文方法
まず、パソコンで両建てポジションを保有する方法は次のとおりです。
なお、写真はすべてWindows版・MT4のものを使用しています。Mac版やMT5では、少し見た目が異なりますのでご注意ください。
まずは、両建てをしたい通貨ペアのチャートを表示させます。
MT4やMT5の左側にある「気配値表示」から、通貨ペアの上で右クリックを押します。
すると上の写真のようなメニューが開くので、上から2番目にある「チャート表示」を選択します!
チャートを表示したら、MT4やMT5の上部にある「新規注文」をクリックします。
上の写真のような画面が開くので、「成行買い」もしくは「成行売り」のどちらかをクリックしてエントリーします!
続いて、反対のポジションをエントリー」します。
MT4やMT5の一番下にある「ターミナル」➝「取引」を見ると、売りと買いの両方のポジションが表示されています。
以上で両建ては完了ですよ!
【スマホ編】両建てのやり方と注文方法
続いて、スマホで両建てポジションを保有する方法は次のとおりです。
なお、写真はすべてiPhone版・MT4アプリのものを使用しています。Android版やMT5では、少し見た目が異なりますのでご注意ください。
まずは、両建てトレードがしたい通貨ペアのチャートを表示させます。
通貨ペアを長押しすると上の写真のようなメニューが出てくるので、「チャート」をタップします。
なお、通貨ペアが表示されないときは、右上の「+」ボタンから探しましょう!
チャートが表示されたら、右上にある「トレード」をタップします。
上の写真のような画面が表示されます。
「成行買い」もしくは「成行売り」をタップして、エントリーしましょう。
エントリー後にチャート画面に戻ったら、再び右上の「トレード」をタップして上の写真の画面に移動します。
先ほどとは反対のポジションをエントリーしましょう。
エントリーが終わったら、一番下のメニューから「トレード」をタップします。売りと買いの両方のポジションが表示されていますよね。
以上で両建ては完了ですよ!
XMのスマホ版MT4を使って、実際に両建てポジションを保有する手順は上記のとおりです。
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XMで両建てを解除する手順
XMTrading(エックスエム)の口座で保有している両建てポジションを、解除する手順について紹介します!
それぞれ順番に見ていきましょう。
パソコンで両建てを解除する手順
パソコンから、XMの両建てポジションを解除する手順は次のとおりです。
まずは、両建てを解除したいポジションの上で右クリックを押します。
すると、上の写真のようなメニューが開くので「注文変更また取消」をクリックしましょう。
上の写真のような画面が開くので、「注文種別」のタブをクリックします。
するとメニューがいくつか出てくるので、「両建て解除」を選択します。
なお、複数の通貨ペアで両建てしている場合は「通貨ペアを指定」を選ぶと、通貨ペアごとに両建てポジションを解除することができます。
続いて、上の写真のように画面が切り替わります。
「複数決済」をクリックして、両建てを解除しましょう!
スマホで両建てを解除する手順
スマホから、XMの両建てポジションを解除する手順は次のとおりです。
まずは解除したい両建てポジションを長押しします。
すると、上の写真のようにメニューが表示されるので「両建て解除」をタップしましょう。
上の写真のような画面が表示されます。
内容を確認して、問題がなければ「注文による」のすぐ下にあるポジションを一度タップします。
さいごに「両建て解除」をタップすれば、ポジションを解消することができますよ!
以上の流れで、両建てポジションを解除することができます。
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XMで禁止されている両建て【ばれると口座凍結】
XMTrading(エックスエム)では、利用規約で禁止されている両建て取引があります。もしXMに見つかった場合、利益分の出金拒否や口座凍結になる可能性があります。
具体的には、次の3つの両建てが禁止されています。
それぞれ順番に見ていきましょう。
XMの複数口座間で両建て
まず1つ目に禁止されているのは「XMの複数口座間で両建て」です。
XMでは1アカウントにつき最大8つまで口座を開設できますが、複数口座を使った両建ては禁止されています。
たとえば、XMで口座Aと口座Bの2つを開設したとします。
- A口座ではドル円の買いポジションを保有する。
- B口座ではドル円の売りポジションを保有する。
上記のように、複数の口座を使って両建てすることは規約違反となります。
複数口座を運用している方は、よくこの両建てをやってしまうので注意しましょう!
なぜ複数口座での両建てが禁止されている?
なぜ複数口座での両建てが禁止されているかというと、XMが「ゼロカットシステム」を採用していることに理由があります。
ゼロカットシステムは、入金額以上に損失額がでない仕組みです。
例えば口座Aで売りポジションを持ち、口座Bで買いポジションを持ったとします。このとき、為替レートがどんなに上昇しても口座Aの損失は入金額までで済みます。一方で、口座Bの買いポジションでは反対に利益が出るため、絶対に負けない両建てができてしまいます。
よって、XMでは複数口座間の両建てを禁止しています。
XMと他社口座間での両建て
続いて、2つ目に禁止されているのは「XMと他社口座間での両建て」です。
XMの口座と、ほかの海外FX業者の口座を使った両建ても禁止されています。理由は「複数口座間の両建て」と同じで、ゼロカットシステムを採用しているため片方の口座は損失が入金額までで済み、もう片方の口座では必ず利益が出てしまうからです。
たとえば、「XM」と「FXGT」の口座をそれぞれ開設したとします。
- XMの口座で、ドル円の買いポジションを保有する。
- FXGTの口座で、ドル円の売りポジションを保有する
上記のように、XMでは業者をまたいだ両建ては利用規約違反となります。
特に、複数の海外FX業者を使い分けている方は注意しましょう!
グループで複数口座を開設して両建て
さいごに、3つ目に禁止されているのは「グループで複数口座を開設して両建て」することです。
自分以外の第三者とグループを組み、複数口座を開設して両建てを行うのは禁止されています。
たとえば、自分と友人で口裏を合わせて複数口座を開設したとします。
- 自分はドル円の買いポジションを保有する。
- 友人はドル円の売りポジションを保有する。
上記のような両建てはグループでの両建てに該当し、利用規約違反となります。
一見「この両建てはバレないのでは?」と思うかもしれませんが、取引履歴から怪しまれて、マークの対象となるので注意しましょう。
禁止されている両建てがばれると口座凍結
禁止されている両建てがXMにばれると、最悪の場合口座凍結の対象となります。
禁止されていると知らず、悪意なく規約違反の両建てを行ったとしてもペナルティの対象です。
「知らなかった」では済まされないので、今回紹介した3つの両建ては必ずやらないようにしましょう!
なお、XMの禁止事項や利用規約違反となる使い方については、XMの禁止事項・利用規約違反で詳しく解説しています。実際にXMでトレードを始める前に、確認しておくことをおすすめします。
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XMの両建てに関する注意点
XMTrading(エックスエム)で両建てをするときに、いくつか注意点があります。
今回は、次の5つに絞って紹介します!
それぞれ順番に見ていきましょう。
両建てするとスワップポイントも2倍かかる
まず1つ目の注意点は「両建てするとスワップポイントも2倍かかる」ことです。
スワップポイントとは、保有する通貨ペアに該当する2ヶ国間の金利差によって発生する利益もしくは損失のことです。
特にポジションを次の日や翌週に持ち越す場合、XMでは日本時間の早朝にスワップポイントの受け取り、もしくは支払いが発生します。
例として、ドル円を1ロット保有しているときに発生するスワップポイントは下の表のとおりです。
買いor売り | スワップポイント |
---|---|
買いスワップ | -1.62(-162円) |
売りスワップ | -5.32(-532円) |
ドル円のスワップポイントは両方マイナスです。もし日本時間の早朝にドル円の売りポジションを1ロット保有していたとすると、532円のマイナススワップを支払う必要があります。
そして両建てポジションを保有している場合は、売りと買いの両方のスワップポイントを支払わなければなりません。
両建てのポジションを持ち越す場合は、事前にXMのオールインワン計算ツールも使ってスワップポイントを計算しておくようにしましょう!
経済指標発表時の両建ては禁止ではないが危険
続いて、2つ目の注意点は「経済指標発表時の両建ては禁止ではないが危険」ことです。
経済指標や経済ニュースが発表されるときは、急にボラティリティーが高まり値動きも荒くなります。
XMでは、経済指標発表時に両建てすることを禁止はしていません。
一方で、値動きが荒いときの両建てはとても難易度が高く危険です。両建てのエントリー場所が悪かったりポジションの解消に失敗してしまうと、一発で多額の資金を失ってしまう可能性があります。
経済指標発表時の両建ては控えるか、両建ての仕組みをしっかり理解してからエントリーするようにしましょう!
両建ては同時に解除しないと証拠金が必要になる
続いて、3つ目の注意点は「両建ては同時に解除しないと証拠金が必要になる」ことです。
両建てポジションを保有している最中は、証拠金は0になります。つまり、1円も使わずにポジションを保有している状態です。
この両建てポジションは、同時に決済して解除すれば証拠金はまったく使いません。
一方で、ポジションを片方ずつ決済すると証拠金が必要になります。上の写真は、売りポジションを先に決済してみたのですが、証拠金が「0」から「1,446」に変化しています。これは、証拠金を利用している状態です。
特に20%のロスカット水準に近い状態で両建てした場合、証拠金額によっては含み益のポジションを決済したのと同時に、含み損のポジションに強制ロスカットが執行されてしまいます。
証拠金に余裕があれば問題ありませんが、もし損失額が大きい場合は、必ず同時に両建てを解除するようにしましょう!
両建てしても強制ロスカットが執行されるケースがある
続いて、4つ目の注意点は「両建てしても強制ロスカットが執行されるケースがある」ことです。
両建てすれば損益は固定され、証拠金は0になります。証拠金は0なので、強制ロスカットが執行されることはありません。
ただし、例外として両建てしていても強制ロスカットが執行されるケースがあります。
- 市場の動向によってスプレッドが広がり、有効証拠金がマイナスに転じたとき。
- スワップポイントの支払いがかさみ、有効証拠金がマイナスに転じたとき。
特に損失を確定させないために両建てする場合、ポジションが塩漬けになることも多いです。
たしかに損失は確定しないのですが、マイナスのスワップポイントが発生していると、損失額はだんだんと膨らんでいきます。
最終的に証拠金維持率が20%を下回ると強制ロスカットが執行されるため、「両建てすればロスカットにならない」わけではないので注意が必要です。
EAは複数口座での両建てにならないようにロジックを組む
さいごに、5つ目の注意点は「EA(自動売買システム)は複数口座での両建てにならないようにロジックを組む」ことです。
XMでは、複数口座でEA(自動売買システム)を稼働させても問題ありません。ただし、複数口座での両建てにあたらないようにロジックを組む必要があります。
利用規約違反の例
- 口座AのEA(自動売買システム)でドル円を買いエントリー。
- 口座BのEA(自動売買システム)でドル円を売りエントリー。
例えば、上記のようなケースはXMの規約違反に該当するため、利益分の出金拒否や口座凍結の可能性があります。
XMTradingを使ってEAを稼働させる予定がある方は、裁量トレーダーと同じように両建てのルールを守るようにしましょう!
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XMの両建てに関するよくある質問
【まとめ】XMの両建てルールとやり方
XMTrading(エックスエム)の両建てルールとやり方を解説してきました。
両建てはうまくいくと高確率で利益を残せますが、失敗すると大きな損失につながります。
ルールも守りながら、最初はぜひ小さなロットで両建て取引を試してみてくださいね!
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本記事は以上になります。
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