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フィボナッチリトレースメントとは?仕組みや使い方を解説

目次

フィボナッチリトレースメントとは?仕組みや使い方を解説

フィボナッチリトレースメントとは?仕組みや使い方を解説

Vantage 更新済み 2025年6月11日 2:24:13 GMT+9

フィボナッチリトレースメントは、金融市場において潜在的なサポートレベルとレジスタンスレベルを特定するために広く利用されているテクニカル分析の手法です。

FX取引株式取引において、フィボナッチリトレースメントの活用法を習得することで、明確なエントリーポイントやエグジットポイントの発見、取引リスクの管理、テクニカル分析による市場の反転予測が可能となり、取引戦略の強化につながります。

キーポイント

  • フィボナッチリトレースメントは、レオナルド・フィボナッチが1202年に発見した数列を応用したテクニカル分析ツールです。このツールは、トレーダーが市場におけるサポートレベルとレジスタンスレベルを予測するために広く活用されており、さまざまな金融市場でその有効性が確認されています。
  • フィボナッチリトレースメントは、トレーダーがエントリーポイント、エグジットポイント、利益確定目標、そして潜在的な反転ゾーンを特定する上で重要な役割を果たします。
  • ケーススタディでは、計画段階から実際の取引実行に至るまで、フィボナッチリトレースメントがどのように情報に基づいた取引判断をサポートするかが示されています。

フィボナッチリトレースメントとは?

フィボナッチリトレースメントは、多くのトレーダーがボラティリティの高い市場で利用する、広く知られたテクニカル分析ツールです。これは、過去の価格変動に基づいて、将来の潜在的なサポートレベルやレジスタンスレベルを分析する際に用いられます。

フィボナッチ数列とは?

フィボナッチ数列は、0と1から始まり、各数字が先行する2つの数字の合計となる数列です。この数列は、自然界、建築、そして金融市場に頻繁に現れる黄金比(1.618)を明らかにするため、非常に重要となっています[1]

トレーダーは、この比率と関連するリトレースメントレベルをテクニカル分析に応用し、市場の潜在的な動きを予測します。フィボナッチ数列は、市場トレンドにおけるパターン特定に利用され、主要なサポートレベルとレジスタンスレベルを予測するための貴重なツールとなるため、トレーダーが情報に基づいた意思決定を行う上で役立ちます。

フィボナッチの黄金比

フィボナッチの黄金比は、およそ1.618で、自然界、芸術、そして金融市場の至るところに見られる数学定数です。この比率はフィボナッチ数列から導き出され、数列が進むにつれて連続する数字の比率が1.618に近づきます。

FX取引において、この比率は潜在的な反転ポイントや継続パターンを特定する上で重要な役割を果たします。61.8%などのフィボナッチリトレースメントレベルは、黄金比と密接に関連しており、トレーダーはこれらを用いて価格変動における主要なサポートおよびレジスタンスエリアを予測します。

フィボナッチリトレースメントレベルとは

フィボナッチリトレースメントレベルとは、テクニカル分析で価格の一時的な反発(押し目)や反落(戻り目)がどの水準で起こるかを予測する指標です。これは、フィボナッチ数列から導き出される黄金比に基づいています。市場の価格が一定の割合で反発・反落した後、元のトレンド方向へ動きを再開するという考えに基づいています。

金融市場では、スイングトレンドの二つの主要な高値と安値を基準に、その間の領域を分割することで、トレーダーが注目すべき価格帯を特定します。これは、潜在的なエントリーポイントや利確目標、あるいは市場が反転する可能性のある水準を示唆するものです。

フィボナッチリトレースメントは、トレンドベースフィボナッチエクステンション、フィボナッチチャネル、フィボナッチタイムゾーンといった派生ツールが存在する中で、特に広く知られ、利用されている分析ツールです。

ここでは、このフィボナッチリトレースメントに焦点を当てて解説します。フィボナッチリトレースメントは、FX(外国為替市場)や株式市場に加え、コモディティ市場など、CFDで取引されるさまざまな金融商品に応用可能です。

フィボナッチリトレースメントレベルとその活用法

以下に、主要なフィボナッチリトレースメントレベルとその一般的な活用法をまとめました。

フィボナッチリトレースメントレベル使い方
0%, 100%強気市場では100%が安値、0%が高値を示します。弱気市場では100%が高値、0%が安値を示します。
23.6%, 38.2%, 50%これらは浅い押し目(戻り)レベルと見なされます。一般的に、この水準でのエントリーは慎重に検討されるべきとされています。
61.8%, 78.6%これらは深い押し目(戻り)レベルとされ、リスクリワード比率の観点から、一般的にエントリーに有利な水準とされています。
-27%, -68%成功したリトレースメント後の利確目標として機能する場合があります。
127.2%, 161.8%最終リトレースメントレベル(78.6%)が維持されなかった場合における、潜在的な反転レベルとして利用されることがあります。
表1 – フィボナッチリトレースメントレベルと使い方 [2] [3]

FXを含むさまざまなトレードにおいて、フィボナッチリトレースメントレベルは、価格チャート上の二つの極端なポイント(通常はスイングハイとスイングロー)間の垂直距離を特定の比率で分割することで算出されます。これらのレベルは、トレーダーによって以下の目的で活用されます。

  • 主要なレベルの特定: トレーダーは、市場価格が反発したり、トレンドが継続したりする可能性のある重要な価格帯を特定するためにこれらのレベルを使用します。
  • エントリーポイントとエグジットポイントの計画: フィボナッチレベルを利用して取引のタイミングを計り、リトレースメント時のエントリーや、エクステンションレベル付近でのエグジット戦略を立てるのに役立ちます。
  • 市場反転の予測: 価格がフィボナッチリトレースメントレベルに到達した際、それは現在のトレンドの潜在的な反転や継続を示唆するシグナルとなることがあります。
  • リスク管理の強化: 戦略的なエントリーポイントを特定することで、トレーダーのリスクリワード比率を向上させます。

取引におけるフィボナッチリトレースメントの活用法

フィボナッチリトレースメントは、市場のトレンドがどこで方向転換するかを予測するのに役立つツールです。これは、トレンドの最高値と最安値の間の距離を測定し、特定の割合(23.6%、38.2%、50%、61.8%、78.6%)で区切ることで機能します。

潜在的な反転ポイントを見つける

フィボナッチリトレースメントレベルは、価格が反転する可能性のある場所を見つけるためによく使われます。

例えば、株価が大きく上昇した後、少し下落したとします。多くのトレーダーは、この下落が38.2%、50%、または61.8%のフィボナッチレベルで止まり、再び元のトレンド方向へ動き出す(反転する)可能性があると考えます。

価格がこれらのレベルに戻り、勢いが弱まっているように見えれば、トレーダーはこれを元のトレンドに乗って取引するチャンスと捉え、価格の反発やトレンドの継続を期待して取引を仕掛けます。

ストップロスとテイクプロフィットの設定

フィボナッチリトレースメントレベルは、損失を限定するストップロスと、利益を確定するテイクプロフィットの注文を設定する際にも役立ちます。例えば、大きな下落から資金を守るために、61.8%のフィボナッチレベルの少し外側にストップロスを設定することができます。同時に、-27%や-68%といったフィボナッチエクスステンションレベルを目標に、テイクプロフィットを設定することも可能です。

これらのレベルを利用することで、トレーダーは潜在的な損失を抑えつつ、利益を確保するための明確な目標を設定できます。これは、リスクとリターンのバランスを良く保つために非常に重要であり、結果的に取引のリスク管理と意思決定の改善につながります。

フィボナッチリトレースメントを活用した取引戦略

フィボナッチリトレースメントツールを単独で使用した場合でも、トレーダーは以下の4つの主要なポイントを特定できます。[4]

  • トレンドの方向性:0%と100%のレベルでトレンドの方向がわかります。
  • エントリー候補領域:23.6%から78.6%の範囲がエントリーを検討するゾーンとなります。
  • 複数の利益確定ポイント:-27%と-68%のレベルを利益確定の目安として使えます。
  • 市場の反転領域:127.2%と161.8%のレベルは、市場が反転する可能性のあるゾーンです。

これらのポイントを特定することで、人為的なエラーを減らす効果が期待できます。

他のテクニカル指標との組み合わせによる強化

フィボナッチリトレースメントは単独でも役立つツールですが、他のテクニカル指標と一緒に使うことで、取引戦略はさらに強力になります。

移動平均線、RSI(相対力指数)、トレンドラインといった他のインジケーターを併用すると、フィボナッチレベルの信頼性が高まり、エントリーやエグジットのタイミングをより明確に判断できるようになります。例えば、フィボナッチリトレースメントのレベルが移動平均線やRSIの示す買われすぎ・売られすぎのシグナルと重なる場合、取引が成功する可能性が高まるでしょう。

このように複数のインジケーターを組み合わせることで、市場の状況をより総合的に理解し、予測の精度を高めることができます。

効果的なリスク管理の重要性

フィボナッチレベルは、相場における潜在的なサポートやレジスタンスの領域を示します。これをトレードに活用する上で、リスク管理は非常に重要です。

例えば、主要なフィボナッチリトレースメントポイント(61.8%や78.6%など)のすぐ下、あるいは上に適切なストップロスレベルを設定することで、市場が予想と反対に動いた際の損失を最小限に抑えられます。

また、フィボナッチレベルを参考に現実的なテイクプロフィット(利確)目標を設定することで、不要なリスクを負うことなく、利益を確保できる可能性を高めることができます。

フィボナッチを利用した取引:実践的な活用法

このセクションでは、フィボナッチリトレースメントツールを使った取引戦略について、計画から実際の取引まで、さまざまなケーススタディを通して詳しく解説します。

ケーススタディでは、FX取引における買いと売りの両方の例を取り上げ、このツール・分析の活用法をご紹介します。

ここに記載されている例は教育目的のみに用いられます。過去のパフォーマンスは将来の結果を保証するものではなく、これらの情報への依拠はご自身の責任において行ってください。

ケース 1:XAUUSD(金/米ドル)の買いエントリー

ケース1では、フィボナッチリトレースメントツールを使ったXAUUSD(金/米ドル)の買いトレードについて見ていきます。

図1では、強気相場を想定し、フィボナッチリトレースメントツール(紫色で示されています)を用いて、金の安値から高値までのスイング(相場の変動幅)を特定しています。

XAUUSD 日足におけるフィボナッチリトレースメントの買いエントリー適用
図1 – XAUUSD 日足におけるフィボナッチリトレースメントの買いエントリー適用 (https://www.tradingview.com/x/sbA18OGg/)

次に、図2を見ると、金相場がフィボナッチリトレースメントの78.6%レベルまで戻しているのが確認できます。このポイントが、買いトレードの有力な候補となります。

トレードにおける一般的なルールとして、損切りはエントリーポイントから1つ下のフィボナッチレベルに設定します。このケースでは、100%レベルの下に損切りを設定します。

一方、利確目標には-68%レベルを使用します。この設定により、78.6%レベルでエントリーし、100%レベルの下で損切り、-68%レベルで利確するという戦略になるため、このトレードの潜在的なリスクリワード比率は1:5.8となります。これは、リスクに対して大きなリターンが期待できることを示しています。

XAUUSD 日足におけるフィボナッチリトレースメントのエントリーポイント
図2 – XAUUSD 日足におけるフィボナッチリトレースメントのエントリーポイント (https://www.tradingview.com/x/HfIHMdIi/)

図3は、XAUUSDのトレードが利確水準に到達したことを示しています。この結果は、フィボナッチリトレースメントツールがトレードの計画から実行まで、いかに効果的かを示しています。

XAUUSD 日足におけるフィボナッチリトレースメントを使った買いトレードの完了
図3 – XAUUSD 日足におけるフィボナッチリトレースメントを使った買いトレードの完了 (https://www.tradingview.com/x/dKwtcv1a/)

ケース 2 :AUDUSDにおける売りトレード

ここでは、AUDUSDでのフィボナッチリトレースメントツールを使った売りトレードについて見ていきます。

下降トレンドを想定し、図4ではAUDUSDのチャートにフィボナッチリトレースメントを高値から安値(紫色のボックスで表示)に適用しています。

AUDUSD 日足 フィボナッチリトレースメント売りエントリー適用
図4:AUDUSD 日足 フィボナッチリトレースメント売りエントリー適用 (https://www.tradingview.com/x/8MwzqHMd/)

図5を見ると、AUDUSDがフィボナッチの61.8%レベルまで戻しているのが分かります。これは、売りエントリーの好機を示唆しています。この場合、損切りラインは一つ上の78.6%レベルに設定し、利益確定の目標は-27%レベルに設定します。このトレードでは、リスクリワード比率が1:5.2となります。

図5:AUDUSD 日足 フィボナッチリトレースメントエントリーポイント (https://www.tradingview.com/x/nrJctdCz/)

図6は、AUDUSDの売りトレードが完了し、利益確定目標に到達した状態を示しています。この事例は、フィボナッチリトレースメントがトレード戦略においていかに重要な骨組みとなるかを明確に示しています。

AUDUSD 日足 フィボナッチリトレースメント売りトレード完了
図6:AUDUSD 日足 フィボナッチリトレースメント売りトレード完了 (https://www.tradingview.com/x/YZE0dh6d/)

ケース 3:フィボナッチリトレースメントの反転レベル:市場の転換点での活用

トレーダーの予測と市場の動きが一致しない状況(例えば、上昇を予測しているのに市場が下降している場合)では、フィボナッチリトレースメントの反転レベルが市場の変化に対応するのに役立ちます。

具体例として、GBPUSD(ポンド/米ドル)のケースを見てみましょう。

図7で示されているように、当初、GBPUSDの日足チャート(D1)では、買いトレードを想定して、スイングロー(安値)からスイングハイ(高値)にフィボナッチリトレースメントが適用されました。

GBPUSD D1 フィボナッチリトレースメントの反転の適用
図7 – GBPUSD D1 フィボナッチリトレースメントの反転の適用 (https://www.tradingview.com/x/KKSx5xPz/)

しかし、図8を見ると、フィボナッチリトレースメントレベルが機能しておらず、GBPUSD市場が100%レベルを下回っていることがわかります。これは、市場の方向性が当初の買いバイアスと異なっていることを示唆しています。

図 8 – GBPUSD D1 買いリトレースメントレベルが機能しない場合
図 8 – GBPUSD D1 買いリトレースメントレベルが機能しない場合 (https://www.tradingview.com/x/OL1I9YVg/)

図9は、エントリーポイントが機能しなかった際に、100%レベルを下回った時点で、反転レベルを活用して売りトレードアイデアに切り替えた例を示しています。この柔軟なアプローチにより、反転レベル1と2をターゲットとし、リスクリワード比1:2.3のトレードが可能となりました。

この例は、市場の状況が変化した際に、柔軟に戦略を調整することの重要性を示しています。

GBPUSD D1 フィボナッチ反転売りアイデア
図9 – GBPUSD D1 フィボナッチ反転売りアイデア (https://www.tradingview.com/x/tRbVpdaS/)

人気の取引プラットフォームでのフィボナッチリトレースメント

ここでは、特に利用者の多いプラットフォームでのフィボナッチリトレースメントツールの見つけ方をご紹介します。

MetaTrader 4/5でのフィボナッチツールの使い方

MetaTrader 4MetaTrader 5をご利用の場合、以下の手順でフィボナッチリトレースメントツールを見つけることができます。

メニューバーから [挿入] > [フィボナッチ] > [リトレースメント] を選択します。

MetaTrader 4/5でのフィボナッチツールの使い方
図10 – MetaTrader 4/5でのフィボナッチツールの使い方

MetaTrader 4/5でのフィボナッチリトレースメント画面
図11 – MetaTrader 4/5でのフィボナッチリトレースメント画面

TradingViewでのフィボナッチリトレースメント

TradingViewでは、以下の手順でフィボナッチリトレースメントツールを見つけることができます。

画面左側のツールバーから [フィブ・リトレースメント] を選択します。

TradingViewでのフィボナッチリトレースメントの使い方
図12 – TradingViewでのフィボナッチリトレースメントの使い方

TradingViewでのフィボナッチリトレースメント選択画面
図13 – TradingViewでのフィボナッチリトレースメント選択画面

ヴァンテージでフィボナッチリトレースメントを利用した取引を始める

フィボナッチリトレースメントは、トレードにおけるエントリーポイント、テイクプロフィット、そして反転レベルを特定するために役立つツールです。フィボナッチリトレースメントを利用することにより、テクニカル分析による市場の反転予測が可能となり、取引戦略の強化につながります。

ヴァンテージでは、最短3分でリアル口座を開設して、CFD取引をすぐに始められます。無料のデモ口座も利用可能であり、フィボナッチリトレースメントを始めとする、さまざまなテクニカル分析ツールを試すことができます。

また、充実した学習コンテンツメディア、そして入金ボーナスをはじめとしたさまざまなキャンペーンもご利用いただけます。

参照

  1. Gies, F. C. (n.d.). Fibonacci | Biography, Sequence, & Facts. Encyclopaedia Britannica. Retrieved July 22, 2022, from https://www.britannica.com/biography/Fibonacci
  2. Davis, F. W. (2020, January 16). How to Use Fibonacci Extensions to Increase Your Profitability. Forex With An Edge: Advanced Strategies For Serious Traders. https://forexwithanedge.com/fibonacci-extensions/
  3. Shankar, R. S. (2020, February 25). 67. Using Fibonacci Extensions To Place Accurate Take-Profit Orders. Forex Academy. https://www.forex.academy/67-using-fibonacci-extensions-to-place-accurate-take-profit-orders/
  4. Awais, M. (2020, March 18). Fibonacci Forex Trading: A Beginner’s Guide. ForexBoat Trading Academy. https://forexboat.com/fibonacci-forex-trading/#How_to_trade_the_Fibonacci_retracements_and_extensions