通貨ペアはFX取引の基本であり、トレーダーが相対的な通貨の価値を予測するために用いられます。FX取引の初心者から、より理解を深めたい経験者まで、この記事では通貨取引の基礎、主要な通貨ペアとマイナーな通貨ペア、そして通貨ペアの取引を開始する方法について解説します。
キーポイント
- 通貨ペアを使うことで、外国為替市場において、ある通貨の価値を別の通貨と比較して予測できます。
- ドル/円(USD/JPY)のようなメジャー通貨ペアは流動性が高く、初心者から経験豊富なトレーダーまで、あらゆるレベルのトレーダーに適しています。
- 成功しているFXトレーダーは、市場の動向をしっかりと理解すること、取引計画の立案、効果的なリスク管理を重視しています。
通貨取引とは?
通貨取引とは、異なる通貨を売買し、その価値の変動を予測して利益を得ることを目的とした取引です。外国為替取引では、常に2つの通貨がペアで扱われ、一方を買い、もう一方を売るという形で行われます。
通貨ペアにおいて、最初に表示される通貨を「基軸通貨」、次に表示される通貨を「決済通貨」と呼びます。
トレーダーは、基軸通貨の価値が決済通貨に対して上がるか下がるかを予測し、上がると思えば基軸通貨を買い、下がると思えば売ります。
通貨ペアとは?
通貨ペアとは、異なる2つの通貨を組み合わせたものです。これにより、投資家やトレーダーは、ある国の通貨の価値を別の国の通貨と比較することができます。
従って、通貨ペアを介した取引には、買い手と売り手の2つの側面が存在します。最も取引量の多い通貨ペアは、流動性が高いため「主要通貨ペア」と呼ばれ、米ドルがその一方に含まれます。
通貨ペアは、世界最大の金融市場である外国為替市場(FX市場)で取引されます。国際決済銀行(BIS)が3年ごとに行う中央銀行調査によると、2022年4月の1日あたりの平均取引高は7兆5,000億ドルに達し、他の市場を大きく引き離しています[1]。
FX市場は、中央取引所が存在しないため、平日24時間取引が可能です。これは、営業時間が決まっている株式市場や商品市場とは大きく異なります。
通貨ペアの読み方
すべての通貨には、3文字の通貨コードがあります。通常、最初の2文字は国を表し、3文字目は実際の通貨を表します。たとえば、USDは米ドル、EURはユーロ、GBPは英国ポンド、JPYは日本円です。
USD/JPYを例に挙げてみましょう。
- 最初の通貨は基軸通貨と呼ばれ、この場合は米ドル(USD)です。
- このペアの2番目の通貨(日本円)は、決済通貨と呼ばれます。
「ポジション」とは、進行中の取引を表すために使用される用語です。
- ロングポジションとは、トレーダーが、基軸通貨の価値が決済通貨よりも高くなると予想して、基軸通貨を買うことを意味します。
- ショートポジションとは、通貨の価値が下がると予想して売り、より低い価格で買い戻すことを計画しているトレーダーを指します。
メジャー通貨ペア [2]
メジャー通貨ペアは、高い流動性と安定した取引量を誇り、外国為替市場において中心的な役割を果たしています。これらのペアは、特に安定性が高く、世界中で広く認知されている通貨同士の組み合わせであるため、FX取引の初心者から経験豊富なトレーダーまで、幅広い層に人気があります。
メジャー通貨ペアとは?
メジャー通貨ペアとは、外国為替市場で最も取引量が多い通貨の組み合わせのことです。これらの通貨ペアはすべて米ドル(USD)を含んでいます。米ドルは、アメリカ経済の規模と安定性、そして強固な政治体制を背景に、世界の基軸通貨として広く認識されています。そのため、これらの通貨ペアは世界の外国為替取引において大きな割合を占めています。
取引量の多いメジャー通貨ペア [2]
メジャー通貨ペアは、外国為替市場で最も取引量が多く、流動性が高い、そしてスプレッド(売値と買値の差)が狭いという特徴があります。これらの通貨ペアは、常に米ドルと世界の主要な通貨の組み合わせで構成されています。
取引量の多いメジャー通貨ペアは以下の通りです。
- ユーロ/米ドル (EUR/USD)
- 英ポンド/米ドル (GBP/USD)
- 米ドル/円 (USD/JPY)
- 米ドル/スイスフラン (USD/CHF)
- 豪ドル/米ドル (AUD/USD)
- 米ドル/カナダドル (USD/CAD)
- NZドル/米ドル (NZD/USD)
これらの通貨ペアは、取引量が多く、情報の入手もしやすいため、FX初心者にもおすすめです。
メジャー通貨ペアを取引するメリット
メジャー通貨ペアでの取引は、FXトレーダーにとって非常に魅力的な利点があります。主なメリットの1つは、流動性の高さです。これにより、取引がスムーズに進み、スプレッド(売値と買値の差)が狭くなるため、取引コストを低く抑えられます。
さらに、これらの通貨ペアは経済的に安定した国々と結びついているため、エキゾチック通貨ペアと比べて価格変動が比較的穏やかです。そのため、予期せぬ急激な市場変動のリスクを軽減できます。
マイナー通貨ペアとエキゾチック通貨ペア [2,3,4]
FX取引では、メジャー通貨ペアが一般的に多く取引されています。しかし、より多様な取引の機会を求めるトレーダーにとっては、マイナー通貨ペアやエキゾチック通貨ペアも選択肢に入ります。
これらの通貨ペアは、メジャー通貨ペアとは異なり、流動性、ボラティリティ(価格変動率)、スプレッド(売値と買値の差)といった点で特徴があります。そのため、マイナー通貨ペアやエキゾチック通貨ペアの取引は、それぞれ独自のチャンスとリスクを伴います。
マイナー通貨ペアとは?
マイナー通貨ペアは、「クロス通貨」とも呼ばれ、米ドル以外の主要通貨同士の組み合わせです。メジャー通貨ペアに比べて取引量が少ないため、一般的に流動性が低く、スプレッド(売値と買値の差)が広くなる傾向があります。
しかし、流動性が低いとはいえ、マイナー通貨ペアも活発に取引されています。特に、特定の地域や経済の動向に影響を受けやすい市場では取引機会が増え、利益を得るチャンスとなる可能性があります。
マイナー通貨ペアの例
代表的なマイナー通貨ペアには、以下のものがあります。
- ユーロ/ポンド(EUR/GBP)
- ポンド/円(GBP/JPY)
- ユーロ/豪ドル(EUR/AUD)
- ポンド/カナダドル(GBP/CAD)
- ユーロ/スイスフラン(EUR/CHF)
エキゾチック通貨ペアとは? [4]
エキゾチック通貨ペアとは、主要通貨と新興国または小規模経済圏の通貨の組み合わせを指します。これらの通貨ペアは、メジャー通貨やマイナー通貨に比べて流動性が低い傾向があり、スプレッド(売値と買値の差)が大幅に広くなることが特徴です。
また、エキゾチック通貨ペアはボラティリティ(価格変動の幅)も高いため、取引を行う際は急激な価格変動に注意する必要があります。しかし、このボラティリティは、リスク管理を徹底できるトレーダーにとっては、大きな利益を得るチャンスにもなります。
エキゾチック通貨ペアの例
エキゾチック通貨ペアの例としては、以下のようなものが挙げられます。
- 米ドル/シンガポールドル(USD/SGD)
- 米ドル/香港ドル(USD/HKD)
- ユーロ/トルコリラ(EUR/TRY)
- 英ポンド/南アフリカランド(GBP/ZAR)
これらの通貨ペアは、それぞれの国の経済状況や政治情勢によって価格が大きく変動する可能性があります。取引を行う際は、十分な情報収集とリスク管理が重要です。
取引における通貨ペアの仕組み
外国為替取引(FX)における「通貨ペア」とは、売買する2つの通貨の組み合わせのことです。例えば、米ドル/円(USD/JPY)やユーロ/米ドル(EUR/USD)などが代表的です。
FX取引では、常に2つの通貨を同時に売買します。一方の通貨を売って、もう一方の通貨を買う、あるいはその逆を行います。通貨ペアは、一方の通貨が他方の通貨に対して値上がりするか値下がりするかを予測し、その差額で利益を得ることを目的として取引されます。
例えば、旅行のために10万円を米ドルに両替し、1,000ドルを手に入れたとしましょう。その後、為替レートが1ドル100円から1ドル110円に変動したとします。この時、1,000ドルを日本円に両替すると、11万円になって戻ってきます。
このように、為替レートが変動する間にドルを保有していたことで、1万円の利益を得ることができました。これは、その間に円の価値が下がり、ドルの価値が上がったためです。
これが基本的な外国為替取引の仕組みです。例として、USD/JPY(米ドル/円)の通貨ペアが以下のように取引されているとします。
通貨ペア | 買い気配(Bid) | 売り気配(Ask) |
USD/JPY | 110.10 | 110.12 |
米ドルを買うポジションを取りたい投資家は、1ドルを110.12円で購入します。買い気配値(Bid)は、買い手が通貨に対して支払う価格です。売り気配値(Ask)は、売り手が通貨を売る意思のある価格です。
トレーダーは、米ドルが値上がりすることを期待して米ドルを保有し、価格が上昇したら市場で売って利益を確定します。
米ドルを売るポジションを取りたい投資家は、1ドルを110.10円で売却します。このトレーダーは、米ドルが値下がりすると予想しており、そうなった場合はより低いレートで買い戻して利益を確定する予定です。
買い気配値と売り気配値の差はスプレッドと呼ばれます。スプレッドは通常、「ピップス(pips)」という単位で表され、この例では、スプレッドは2ピップスです。
通貨ペアの取引を始める方法
通貨ペアの取引を始める準備ができたら、以下の手順を参考にしてください。
1. 通貨ペア取引のためのリアル口座を開設する
通貨ペアの取引を始めるには、まず取引口座を開設する必要があります。
ヴァンテージでリアル口座を開設すると、口座開設後に「入金ボーナス」や取引ごとに報酬がもらえる「ヴァンテージリワード」などのキャンペーンをご利用いただけます。
登録手続きが完了したら、口座に資金を入金し、取引プラットフォームにアクセスします。そこで、選択した通貨ペアの取引を開始できます。
2. 取引する通貨ペアを選択する
ヴァンテージでは、40種類以上の通貨ペアを提供しており、戦略の多様化やさまざまな市場環境の活用を可能にする幅広い選択肢を用意しています。
通貨ペアを選択する際には、ご自身の目標とリスク許容度を考慮することが重要です。各ペアはそれぞれ異なる流動性、ボラティリティ(価格変動率)、スプレッド(売値と買値の差)を持つため、十分に調査した上でペアを選ぶようにしましょう。
3. 外国為替市場を分析し、ポジションを確認する
取引を行う前に、外国為替市場の分析をすることは不可欠です。ニュース、経済指標、チャートなどのツールを活用し、市場の動向を評価して通貨の動きを予測しましょう。ポジションを保有した後も、市場を継続的に監視し、取引が予測どおりに進んでいるかを確認し、必要に応じて戦略を調整することが重要です。
4. ポジションを決済して取引を完了する
取引の最終段階は、ポジションの決済です。通貨ペアが予想どおりに動いた場合は、取引を決済して利益を確定しましょう。
市場が不利な方向に動いた場合は、損失を抑えるためにポジションの決済を検討してください。リスクを効果的に管理するために、ストップロス(損切り)注文などを活用し、市場が不利な方向に動いた場合に自動的に取引を決済できるようにしておくことをおすすめします。
通貨ペア取引で成功するには?
通貨ペア取引で成功するためには、市場を深く理解し、戦略的な意思決定を行い、効果的なリスク管理を行うことが不可欠です。ここでは、外国為替取引を始めるにあたっての重要なヒントをいくつかご紹介します。
通貨ペアの動きを理解する
通貨ペアの価格は、経済指標、地政学的イベント、市場心理など、多岐にわたる要因によって変動します。特に、金利、インフレ率、雇用統計といった主要な経済指標は、通貨の強弱に大きな影響を与えます。
また、中央銀行の政策決定、政治情勢、世界的な危機なども、通貨の変動要因となります。これらの要因を常に把握し、市場ニュースを定期的にチェックすることで、トレーダーは価格変動をより正確に予測し、情報に基づいた取引判断を下せるようになります。
通貨ペアの相関関係を理解する
多くの通貨ペアは相互に連動しており、これらの相関関係を理解することは、取引戦略を立てる上で非常に重要です。正の相関とは、2つの通貨ペアが同じ方向に動く傾向があることを指し、例えばユーロ/ドル(EUR/USD)とポンド/ドル(GBP/USD)が挙げられます。一方、負の相関は、2つの通貨ペアが逆方向に動くことが多いことを示し、ドル/円(USD/JPY)とユーロ/ドル(EUR/USD)などが該当します。
これらの相関関係を把握することで、リスク管理を効果的に行い、ポートフォリオを分散し、市場で矛盾したポジションを取ることを避けることができます。
ファンダメンタル分析を活用する
ファンダメンタル分析とは、経済、政治、社会情勢など、国の経済状況に影響を与えるさまざまな要因を分析することです。これらの要因は、商品やサービスの需要と供給に影響を与え、最終的には通貨価値や資産価格を変動させます。主な分析対象としては、中央銀行の政策、地政学的な動向、自然環境、企業の業績報告などが挙げられます。つまり、市場の方向性を予測するために役立つあらゆる情報が分析対象となります。
テクニカル分析を活用する
テクニカル分析とは、過去の値動きやチャートパターンを分析することで、通貨ペアの需要と供給のバランスを把握し、今後の値動きを予測する手法です。具体的には、過去のチャートからトレンドやパターンを読み取り、売買のタイミングを判断します。
テクニカル分析は、あくまで過去のデータに基づく予測であり、未来を正確に予測できるわけではありません。しかし、経験を積むことで分析の精度を高め、より有利な取引判断ができるようになります。
通貨ペア取引に役立つツール
トレーダーは、市場の状況や価格の動向を把握し、取引の意思決定を行うためにさまざまなツールを利用できます。最も一般的なツールの一つに経済指標があり、インフレ率、雇用統計、GDP成長率など、経済全体の健全性を示す重要なデータを提供します。
さらに、経済ニュースを常にチェックすることで、トレーダーはリアルタイムの情報に基づいた行動が可能となり、金利変動、地政学的動向、経済指標の発表など、市場を動かす重要なイベントに迅速に対応できます。ニュース取引は、トレーダーが最新の動向に合わせてタイムリーに戦略を調整し、潜在的な利益を最大化したり、損失を最小限に抑えたりするのに役立ちます。
通貨ペア取引におけるリスク管理
特に変動の激しい外国為替市場において、リスク管理はあらゆる取引戦略の根幹をなす重要な要素です。リスクを管理する最も有効な方法の一つとして、ストップロス(損切り)注文の設定が挙げられます。ストップロス注文とは、市場が特定の価格水準を超えて不利な方向に動いた場合に、自動的にポジションを決済し、潜在的な損失を限定する注文方法です。
また、一度の取引で過度に取引資金をリスクにさらさないよう、適切なポジションサイズで取引することも重要です。さらに、複数の通貨ペアに分散して取引することで、単一の市場の変動による影響を軽減できます。効果的なリスク管理は、資金を守るだけでなく、自信を持って一貫性のある取引を行う上で不可欠です。
ヴァンテージで通貨ペアを取引する
通貨ペアはFX取引の基本であり、2つの異なる通貨の組み合わせを指し、価値の変動を予測して利益を得ることを目指します。
通貨ペアの取引を始めるには、まず取引口座を開設し、取引したい通貨ペアを選択します。取引前には、外国為替市場の分析が不可欠であり、ニュース、経済指標、チャートなどのツールを活用して市場の動向を予測します。取引を開始した後は、市場を継続的に監視し、必要に応じて戦略を調整することが重要です。
ヴァンテージでは、最短3分でリアル口座を開設して、通貨ペアの取引を始められます。無料のデモ口座も利用可能であり、自己資金を投入する前に、さまざまな取引戦略やテクニックを試すことができます。
また、入金ボーナス等さまざまなキャンペーンもご利用いただけ、より深く学びたい方は、アカデミーやメディアなどを活用し、知識を深めることもできます。
よくある質問
人気の通貨ペア取引プラットフォームとは?
通貨ペア取引には、高く評価されているプラットフォームがいくつか存在し、それぞれが異なる取引スタイルに適した多様な機能を提供しています。人気のあるプラットフォームとしては、高度なチャートツール、テクニカル指標、自動取引機能で知られるMetaTrader 4(MT4)やMetaTrader 5(MT5)などが挙げられます。
ヴァンテージでは、MT4とMT5に加えてヴァンテージアプリも利用でき、市場へのアクセスが容易となっています。
ヴァンテージアプリは、スマートフォンひとつで手軽にFXやCFD取引を始められるトレーディングアプリです。初心者でも使いやすいシンプルな操作性が魅力であり、いつでもどこでも、スムーズな取引が可能です。
最も流動性の高い通貨ペアは何ですか?
EUR/USD(ユーロ/米ドル)は、外国為替市場で最も流動性の高い通貨ペアです[5]。ユーロ圏と米国という世界最大の経済大国2か国が関与しているため、EUR/USDペアは活発に取引されており、高い流動性と狭いスプレッドが特徴です。
この高い流動性により、ボラティリティ(価格変動率)が比較的低く、価格変動も予測しやすいため、初心者から経験者まで、あらゆるレベルのトレーダーに人気があります。
取引に最適な通貨ペアを見つけるには?
取引に最適な通貨ペアを見つけるには、取引戦略、リスク許容度、市場の知識など、いくつかの要素を考慮する必要があります。メジャー通貨ペアは、流動性が高くスプレッドが狭いため、多くのトレーダーにとって理想的です。
しかし、より高いボラティリティと大きなリターンを求めるのであれば、マイナー通貨ペアやエキゾチック通貨ペアも選択肢となります。最適な通貨ペアを選ぶためには、徹底的なリサーチを行い、現在の市場状況を把握し、ファンダメンタル分析とテクニカル分析の両方を実施することが重要です。経済指標やチャートパターンなどのツールを活用して、適切な判断を下しましょう。
参照
- “OTC foreign exchange turnover in April 2022 – BIS” https://www.bis.org/statistics/rpfx22_fx.htm Accessed 30 June 2023
- “Major Pairs: Definition in Forex Trading and How to Trade – Investopedia” https://www.investopedia.com/terms/forex/m/majors.asp Accessed 30 June 2023
- “FOREX EXPLAINED – WHAT ARE MINOR FOREX PAIRS? – Forextraders.com” https://www.forextraders.com/what-are-minor-forex-pairs/ Accessed 30 June 2023
- “A crash course in major, minor and exotic currency pairs – Finder” https://www.finder.com/uk/major-minor-exotic-currency-pairs#exotic-currency-pairs Accessed 30 June 2023
- “Top 6 Most Tradable Currency Pairs – Investopedia” https://www.investopedia.com/top-6-most-tradable-currency-pairs-4773389 Accessed 4 Oct 2024